見出し画像

【劇的】QC検定1級の私が「実験回数を激減させる統計手法」を解説する

胡散臭いタイトルでスミマセン・・・。
しかし、割と真実なのでお許しください。

✓記事の内容
実験回数削減に直結する「実用性の高い実験計画法」の”実践方法”を解説します。

おそらくこの記事を読んでくれているあなたは、実験回数が多い事に困っており、統計手法による実験回数削減に興味を持っているかと思います。

私が15年以上、製造業で勤務してきた経験からすると
実務での統計手法の活用を検討できる人は、思考停止でムダな実験を繰り返す人より、ずっと向上心や業務効率化への意識が高い方です。

このnoteを書いている私は、QC検定1級で、検定対策や統計的品質管理の講師を本業としています。
元々は工場に生産設備を導入するエンジニアでしたが、実験回数削減や品質管理に役立つ統計手法の素晴らしさに惚れて、先生に学びながら実践を進め、現在は統計手法の推進を業務としています。

ちなみにQCを学ぶ前の私は↓の「悪魔のサイクル」にハマった状態。
業務の負荷とパワハラに耐えられず、メンタルをやられました。

しかし苦しい中でQCを学び、実践することで現状を変えることができました。

なお、QC検定1級は年間の受験者が約2,000人、合格率は約5%(100人)という非常に厳しい検定です。
1級合格者の中で業務での実践方法を発信している人はほとんどいませんが、私の場合はブログで全て公開しています。なので信頼性も高いはず。
>>平本きみのぶプロフィール

✓金額:980円
一般的な専門書に比べて格安の値段設定にしています。

なお980円という費用は「本書のノウハウ利用で”余裕で回収できる”」と思っています。この点ついて詳しくは、次の項目(想定読者)の部分をご覧ください。

✓想定読者
・4因子以上を組み合わせた実験を行う予定のエンジニア

基本的には「直近で実験を行う予定がある人」を対象としています。
なお、「統計学を勉強中の学生・3因子以下の実験を計画中の人」は想定読者ではありません。

企業に勤めるエンジニア(具体的には設計者・生産技術者・品質管理者など)で、4因子以上の組み合わせ実験を計画中の人が想定読者です。

その理由としては、「企業に勤めている方なら、本書を買ったとしても、ノウハウを利用する事で、本書の代金を試作回数削減による経費節約・実験時間の削減効果で回収できるから」です。

要するに、「経費を使って実験をする予定がある→本書を買う→ノウハウを利用する→実験回数が削減される→使用する予定だった経費・時間が削減される→書籍代金は回収できる」という図式です。

✓購入前の注意点:ちゃんと動ける人限定
ぶっちゃけ、本書の通りに作業すれば、ほぼ確実に実験回数は削減できます。

私自身は「統計手法で実験回数が減らせると聞く→参考書を買うがやり方がわからず挫折→しばらく放置→先生からツールと実践方法を学ぶ→業務で実践成功」という感じでして、ぶっちゃけ不足していたのは「実践」でした。

なので、まず第一に「実践」が必須なのですが、その過程で学んだ「実務に適用するための知識」を詰め込んでいます。

一般的な専門書は手法の解説はあっても、ツールの紹介や、使い方、実務への適用方法までは書かれていません。

動けば実験回数は減らせます。
なのでちゃんと実践できる人だけの購入でお願いします!実験回数が減らせると、仕事の難易度が少し下がるので、個人的にはオススメですね(^-^)

✓もくじ
1.実験回数を243回→30回に削減する記事の公開
2.実務での活用に適した実験計画手法「D最適計画」
3.「D最適計画」の具体的なやり方。
4.実験結果の解析方法。結果の見方。
5・Q&A:いただいた質問に答えます


■1.実験回数を243回→30回に削減する記事の公開

5つの因子を扱う場合に、実験回数を213回削減したのが下記の記事でして、計画手法は「中心複合計画」です。

✓中心複合計画で作成した実験計画

実験回数を見て欲しいのですが、5因子3水準の組み合わせ実験で30回。
これだけの実験で、特性値に対する各因子の主効果、因子間の交互作用、主効果の二次項による効果が全て分かります。

統計手法を知らない場合、これらを調べようと思うと、3回の5乗つまり243回の総当り実験を行う必要があります。

つまり243-30=213回の実験を削減したと言う事。

実験のテストピースが100円/個だったとしても、これだけで21,300円も節約できた事になります。


中心複合計画だけでも十分に効果的ですが、実はこの計画には実務で使いにくい弱点が2つあります。

✓中心複合計画の弱点
・質的変数は扱えない
・調べたい範囲外の水準でも実験が必要

簡単に説明します。

◆質的変数は扱えない
例えば
・原材料:A材・B材・C材
・設備:1号機・2号機
のような質的変数(カテゴリーデータ)は中心複合計画では扱えません。

◆調べたい範囲外の水準でも実験が必要
例えば
材料温度40~80℃における特性値への影響を調べたい場合も、精度を上げるために20℃、100℃といった水準で実験をする必要があります。

上記2つの弱点は実務で実践する上で大きな枷となる場合があります。

これらの弱点がなく、実務で活用しやすい実験計画方法が、「D最適計画」です。


■2.実務での活用に適した実験計画手法「D最適計画」

✓D最適計画の位置づけ

実験計画法は下図のような分類で、「D最適計画」は応答曲面法の1つです。

画像1


✓D最適計画のメリット
・量的変数と質的変数を混ぜて計画できる
・指定した水準外の実験が不要
・実験回数が中心複合計画並みに少ない
・難しい”割り付け”が不要
・多特性の同時最適化ができる

✓D最適計画のデメリット
・因子間の効果がわずかに交絡する

デメリットはありますが、因子間の交絡は数パーセント 、なので結果の判断を誤る事はありません。

それよりもメリットがとても大きいので、これを使わないのは勿体ないです。D最適計画を知る事で業務の負荷が格段に下がります。

■ご購入者様からの声

実際にご購入頂いた方の”生の声”を掲載いたします。

1つ目はメールで頂きました。

画像43

「開発課題を達成するのにD最適計画が役立った」との事。

実験回数を削減し、設計の最適化を行える手法としてD最適計画は”強力なツール”です。それを実感していただけてとても嬉しく思います。


2つ目はコメントにて頂いた声です。

コメント画像

上記にもあるようにD最適計画で実験を行うことは欧州では当たり前。
日本のようにいつまでも”実験計画法=直交表”でやっていては勝てるわけはありません。

このタイミングで実践し、効率よく実験を行いましょう。
何度も言いますが、現状を変えるには”実践”あるのみです。

なお本書の内容を再編し、電子書籍にしたKindle版もございます。
(※タイトルは違いますが中身は同じです)
お好きなプラットフォームをご利用ください。

→製造業エンジニアのための「7倍速でコストも激減」無料の統計解析ソフトによる「実践!実験計画法」(Amazon)

なおKindle版は以下の特徴があります。
・Kindle Unlimitedに加入すると無料。
・Amazonアカウントですぐに購入可能

特にKindle Unlimitedは「3ヶ月199円キャンペーン」などを定期的に開催しており、通常時でも月額980円と本書の値段と変わりません。
他の電子書籍も読めることを考えるとコスパ抜群です。

Kindle Unlimited への申込みやキャンペーンの開催状況などはこちらのリンクからご確認ください。
→Kindle Unlimitedの詳細はこちら

くどいようですが実践することで現状は変えられます。逆に言えば行動しなければ何も変わりません。
この機会にチャレンジしてみませんか?

ここから先は

5,593字 / 45画像 / 1ファイル

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?