QC検定3級の合格率は?第28回「実施報告」をQC検定講師が解説

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QC検定3級の合格率ってどれくらいなの?
過去の合格率データが見つからない。

 

 
のーさん
こんな疑問を解消します。

 

今回は日本規格協会が発行している会員誌「標準化と品質管理(以下SQ)12月号」に関する記事です。

その中に’19年9月に開催された第28回QC検定の「実施報告」が掲載されていたので、紹介したいと思います。

 

実施報告には各級の合格率正答率が低い分野などの有益な情報が載っています

 

ですが、あなたがこの記事の為にスーパーマニアックな有料の会員誌を買うのはもったいないので、私が要点だけ解説したいと思います

 

各級順番に見ていきたいと思いますので今回は3級の記事に注目したいと思います。

 

受験者数と合格率

データのまとめと計算

 

まず3級の受験者数と合格率は以下のように書かれています。

 

四つの級の中で最も受検者の多い3級の合格率は49.71 %〔51.17 %〕となり,前回を1.46ポイント下回りましたが,受検者が前回より2,884人増加し,合格者は18,530人で,前回より932人の増加となりました。    ※〔〕内は昨年の数値

日本規格協会 標準化と品質管理 12月号 「第28回 品質管理検定 実施概要報告」

 

合格率は49.7%

 

約2人に1人は合格しています。ですので

きちんと準備していけばクリアできる数字です

 

加えて下のような年齢構成がグラフで掲載されていました

 

 

第28回 品質管理検定 実施概要報告  3級受験者、合格者の年齢構成
第28回 品質管理検定 実施概要報告 3級受験者、合格者の年齢構成

 

 

20代~30代が中心で、おそらく企業から人材育成の一環として受験している方や就職や転職に向けて受験されている方が多いのではないかと思います。

 

私も品質管理の考え方やQC七つ道具などの手法を勉強するきっかけとしてQC検定3級は非常に良い機会だと思います。

 

分野別の正答率

チェックする3人

 

では分野別の正答率はどれくらいだったのでしょうか?

 

QC検定3級は品質管理の手法について問う「手法分野」と品質管理の考え方を問う「実践分野」から構成されています。

それぞれの分野の正答率は以下のように記載されています。

 

手法分野全体の正答率は67.5% 〔69.8 %〕であり,実践分野全体では70.6%〔69.3% 〕という状況でした。

得点率が50 %に満たなかった受検者の割合は,手法分野で15.1 %〔13.0 %〕,実践分野で10.3 %〔10.3% 〕となり,これまでのように手法分野の方があまり良くない結果になりました。  ※〔〕内は昨年の数値

日本規格協会 標準化と品質管理 12月号 「第28回 品質管理検定 実施概要報告」

 

これを見ると受験者の方は手法分野の方が苦手なよう。

 

なので手法分野の苦手な手法を集中的に勉強することで正答率をアップできそうです。

 

では手法分野において皆さんの苦手な手法は何なのでしょうか?

次は手法別の正解率を見てみたいと思います。

 

手法別の正解率

データを眺める人たち

 

手法別の正解率は以下のように書かれています。

 

分野別の正答率を見ると,手法分野で80 %を超えたのが【問1】データの取り方・まとめ方,【問2】QC七つ道具(ヒストグラム) ,【問5】QC七つ道具(チェックシート) ,唯一50% を割ったのが,【問3】管理図でした。3級の手法分野の問題の中で比較的難しい問題だったためだと思いますが,これから上の級を目指すためにも,管理図については,十分な理解が必要です

日本規格協会 標準化と品質管理 12月号 「第28回 品質管理検定 実施概要報告」

 

ということで多くの受験者の方は、管理図の問題で正答率を下げてしまったということになります。

 

 

逆に言えば管理図の分野には伸びしろがあるという事です

管理図が苦手なあなたは是非集中して学習しましょう。

 

実践分野に対するコメント

スマホから飛び出して解説する人

 

実践分野は手法分野よりも正解率が高かった為か、実践分野に対するコメントはほとんどなかったです。

 

ただ、1点だけ気になったところをお伝えしておくと

 

(実践分野について)今回の結果を見ると, 3級のレベル表にある基本的な事項,定型的な問題については,十分理解されていると思われます。しかし,今回解答状況を細かく見ると,実践分野に関する定義や基本的な考え方の理解が不足しているように感じました。

日本規格協会 標準化と品質管理 12月号 「第28回 品質管理検定 実施概要報告」

と書かれています

 

実践分野に関する定義や基本的な考え方というのは

すなわち「三現主義」、「重点思考」、「後工程はお客様」、「プロセス重視」などのQC的な考え方に対する理解が不足しているよ

と言われています

 

ということは

今後はこの考え方について重点的に確認していくよ

とも読み取れます

 

これから勉強されるあなたはQC的な考え方とは何かをきちんと理解しておくことが重要です。

 

QC検定3級の合格率 まとめ

SUMMARY_CONCLUSION

今回は日本規格協会さんが発行している会員誌「標準化と品質管理12月号」から
19年9月に実施されたQC検定3級の「実施報告」の内容から重要な要点をピックアップし、ご紹介しました。

 

手法分野では「管理図」、実践分野では「QC的な考え方」これらを押さえておくことが合格へのポイントと言えそうです

 

また、他の”QC検定合格に役に立つ記事”は下記にまとめていますので、ぜひご活用ください。
 
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