今回は統計的な計算を基に「年末ジャンボ宝くじの期待値」を具体的に説明します。
宝くじの期待値とは?
・年末ジャンボ宝くじの概要
・年末ジャンボ宝くじ期待値の計算方法
・期待値から言える事
統計的に期待値を計算する恩恵
・数字で客観的に判断できる
・どの時期の宝くじが狙い目なのか比較できる
数字で客観的に判断できる
統計的に期待値を計算すると感情に流されることなく数字で客観的に判断できます
「なんとなく当たる気がして買った」とか
「友人に勧められて買った」という事がなくなり
一度冷静になり、この宝くじ1枚あたりの当選金額の平均値はこれくらいと認識してから購入を判断できます
どの時期の宝くじが狙い目なのか比較できる
統計的に期待値を計算することで、どの時期の宝くじが狙い目なのかを比較できます
宝くじは年間に何回も販売されます
毎回、各等の当選金額やあたりの本数は異なっており
なんとなく「年末ジャンボ宝くじは宣伝規模も大きいから当たりやすいのでは?」と考えていませんか?
統計的に期待値を計算すれば
その宝くじ1枚あたりで得られる当選金額の平均値で比較できるので
公平な判断が下せます
年末ジャンボ宝くじ(第818回宝くじ)の概要
現在販売されている「年末ジャンボ宝くじ(第818回宝くじ)の概要」を確認します
公式HPから大事な部分のみ抜粋した下の表をご覧ください
開催概要
発売予定枚数 | 4億6千万枚 |
販売価格 | 1枚300円 |
当選金・本数
等級等 | 当せん金 | 本数 |
1等 | 700,000,000円 | 23本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 46本 |
1等の組違い賞 | 100,000円 | 4,577本 |
2等 | 10,000,000円 | 69本 |
3等 | 1,000,000円 | 2,300本 |
4等 | 100,000円 | 46,000本 |
5等 | 10,000円 | 920,000本 |
6等 | 3,000円 | 4,600,000本 |
7等 | 300円 | 46,000,000本 |
年末ラッキー賞 | 20,000円 | 46,000本 |
引用元:年末ジャンボ宝くじ(第818回全国自治宝くじ) 公式HP
以上が必要な情報です
年末ジャンボ宝くじ(第818回宝くじ)期待値の計算方法
宝くじ1枚当たりの期待値は「各当せん金にそれが発生する確率を掛けて合計した値」です
具体的には以下のような表を作ります
当せん確率(C)は 各等の本数(B)/販売枚数(=4億6千万枚)で計算します
A:当せん金 | B:本数 | C:当せん確率 | A×C |
700,000,000円 | 23本 | 0.000000050 | 35 |
150,000,000円 | 46本 | 0.000000100 | 15 |
100,000円 | 4,577本 | 0.000009950 | 0.995 |
10,000,000円 | 69本 | 0.000000150 | 1.5 |
1,000,000円 | 2,300本 | 0.000005000 | 5 |
100,000円 | 46,000本 | 0.000100000 | 10 |
10,000円 | 920,000本 | 0.002000000 | 20 |
3,000円 | 4,600,000本 | 0.010000000 | 30 |
300円 | 46,000,000本 | 0.100000000 | 30 |
20,000円 | 46,000本 | 0.000100000 | 2 |
合計 | 149.495円 |
計算された年末ジャンボ宝くじ1枚あたりの期待値は149.495円です
約150円ですね
1枚の販売金額が300円なので約半分です
低いと思いますか?これが現実なんです。
期待値から言える事
年末ジャンボ宝くじの期待値は約150円でした
購入金額の約半分の期待値しかないのです。
つまり結論は「宝くじは儲かりにくい」という事です
これは宝くじがいわゆる「マイナスサムゲーム」のギャンブルである事を示しています
まとめ
今回は年末ジャンボ宝くじにおける期待値の計算方法をご紹介しました。
年末ジャンボ宝くじの期待値は約150円と購入金額の半分です。
宝くじの本質は「マイナスサムゲーム」のギャンブルという事を理解して
次回以降は購入していただければと思います